ファクタリングとは、売掛債権を買い取ってもらうサービスです。ファクタリング業者を利用して資金調達してみたいけれども、「入金スピードが遅いのではないか」、「手数料が高くないか」など、気になることも多いのではないでしょうか?
そこで今回、人気のとURIHO(ウリホ)とラボルを、5つの項目で徹底的に比較して、結果をまとめてみました。
どこのファクタリング業者を使うにしても、比較検討することが大切です。URIHO(ウリホ)にしようかそれともラボルにしようかで迷っている方はもとより、URIHO(ウリホ)またはラボルのどちらか一方を選択肢として考えている方も、両者を比較することで、より業者の良い点や悪い点を把握できるのではないかと思います。
使ってみた結果、自分には合わなかったと後悔することがないように、業者の比較を通じて、事前によく検討しておくことがおすすめです。
以下の比較の結果に目を通すことにより、ぜひどの業者から資金調達をしたらよいのかの参考にしてください。
結論!【URIHO(ウリホ)とラボル】それぞれの特徴とおすすめな人
URIHO(ウリホ)とラボルの特徴を比較した結果、どのような方がどちらの業者に向いているのか、結論をまとめてみました。
URIHO(ウリホ)の特徴とおすすめな人!
URIHO(ウリホ)の特徴は、
①保証型ファクタリング
②取引先数の制限なし
③支払い遅延も保証の対象
です。
①については、URIHO(ウリホ)は、売掛金を買い取ってもらうのではなく、回収できなくなった売掛金を保証してもらえるという保証型ファクタリングです。事前に取引先を登録しておくことで、支払いが予定通り行われなかった際に、支払われるはずの売掛金をURIHO(ウリホ)に支払ってもらうことができるのです。
②については、保証型ファクタリングの中には取引先ごとに保証料率を設定するものもありますが、URIHO(ウリホ)の利用にかかる費用は、月額料金のみです。選択したプランの上限額の範囲内であれば、登録する取引先の数には制限がありません。
③については、取引先の倒産だけでなく、資金難や夜逃げなどによる1ヵ月以上の支払い遅延も保証の対象です。
以上から、URIHO(ウリホ)がおすすめな人は、
①売掛金を保証してもらいたい方
②取引先の多い方
③支払遅延が心配な方
です。
ラボルの特徴とおすすめな人!
ラボルの特徴は、
①少額の買取に特化
②「与信タスク」制度
③支払いまでの期間が150日以内であればOK
です。
①については、ラボルは買取金額が1万円からと少額から利用できる上に、手数料も一律10%と決まっているので、簡単に概算を出すことが可能です。フリーランスや個人事業主のためのサービスと言えるでしょう。
②については、ラボルは、独自の「与信タスク」制度を設けています。アンケートに回答したり追加書類を提出したりすると与信が上がり、審査に通りやすくなる仕組みです。この制度を使うことにより、利用実績がなくても利用枠を増やすことが出来ます。
③については、ファクタリング業者には支払いまでの期間が長い売掛金を買取対象としない場合があります。ラボルなら、支払いまでの期間が150日以内であれば買取対象になります
以上から、ラボルがおすすめな人は、
①フリーランスや個人事業主の方
②アンケートに回答することが苦にならない方
③150日後に回収する予定の売掛金を現金化したい方
です。
【違いはコレ!】URIHO(ウリホ)とラボルの比較表
URIHO(ウリホ) | ラボル | |
審査内容 | 企業情報(会社名、代表者名、住所、電話番号)
取引情報(取引内容、決済条件、支払い遅延の有無) |
①本人確認書類、②請求書、③取引を示すエビデンス(取引先とのメール等) |
手数料 | 月額料金9,800円(A)、19,800円(B)、29,800円(C)の3種類 | 申請金額の10% |
入金スピード | 保証金の請求から最短10日 | 申し込みから最短60分 |
対象者 | 法人・個人事業主 | 法人・個人事業主 |
買取金額・保証金額 | 1取引先あたり保証額は、Aは1~50万円、Bは1~500万円、Cは制限なし
合計保証額は、Aは合計1,000万円まで、Bは合計3,000万円まで、Cは合計7,000万円まで |
1万円〜上限非公開 |
公式サイト | https://uriho.jp/ | https://labol.co.jp/ |
URIHO(ウリホ)の審査内容は、企業情報(会社名、代表者名、住所、電話番号)、取引情報(取引内容、決済条件、支払い遅延の有無)です。
ラボルの審査内容は、①本人確認書類、②請求書、③取引を示すエビデンス(取引先とのメール等)、です。
URIHO(ウリホ)の利用料金は、月額料金9,800円(A)、19,800円(B)、29,800円(C)の3種類です。
ラボルの手数料は、申請金額の10%です。
URIHO(ウリホ)の入金スピードは、保証金の請求から最短10日です。
ラボルの入金スピードは、申し込みから最短60分です。
対象者は、いずれも法人及び個人事業主です。
URIHO(ウリホ)の1取引先あたり保証額は、Aは1~50万円、Bは1~500万円、Cは制限がありません。また、合計保証額は、Aは合計1,000万円まで、Bは合計3,000万円まで、Cは合計7,000万円までです。
ラボルの買取金額は、1万円からで、上限は公開されていません。
URIHO(ウリホ)とラボルはどっちがおすすめ?5つの項目で比較!
上の比較表を基に、URIHO(ウリホ)とラボルについて、主な相違点を、1 審査内容、2 手数料、3 入金スピード、4 対象者、5 買取金額・保証金額、の5つに絞って徹底比較してみました。比較表とあわせてご覧ください。
1 URIHO(ウリホ)とラボルを審査内容で比較!
URIHO(ウリホ)の審査内容は、①企業情報(会社名、代表者名、住所、電話番号)、②取引情報(取引内容、決済条件、支払い遅延の有無)です。審査内容は、規模・業績といった数値の他、風評などの一般的に把握しづらいリスクも調査の対象です。
一方、ラボルの審査内容は、ラボルの審査内容は、①本人確認書類、②請求書、③取引を示すエビデンス(取引先とのメール等)、です。決算書・入出金明細・契約書等の書類は不要です。また、信用情報に照会しない独自の審査を行なっているので、融資やカードの審査に落ちた方でも審査可能です。
両者を比較すると、いずれも同じような資料の提出が必要となりますが、ラボルは、取引を示すエビデンスと言うのが多少煩わしいかと思われます。審査内容はURIHO(ウリホ)がおすすめです。
2、URIHO(ウリホ)とラボルを手数料で比較!
URIHO(ウリホ)の利用料金は、月額料金9,800円(Aプラン)、19,800円(Bプラン)、29,800円(Cプラン)の3種類です。月額料金によって1取引先あたり保証額や合計保証額が異なりますが、月額料金を合計保証額で割ると約1%から約1.4%となり、安く設定されているのが分かります。なお、URIHO(ウリホ)の保証開始から1カ月間は、月額料金が無料となります。
一方、ラボルの手数料は、一律で買取金額の10%です。ファクタリング業者の手数料は、債権額の2%から18%が相場といわれていることを考えると、ラボルの手数料は、業界でも平均的な手数料だということが分かります。
両者を比較すると、買取型と保証型の違いはありますが、URIHO(ウリホ)の利用月額が、非常に安く設定されているのが分かります。利用月額が安い業者がいいという方は、URIHO(ウリホ)をおすすめします。
3、URIHO(ウリホ)とラボルを入金スピードで比較!
URIHO(ウリホ)の入金スピードは、保証金の請求から最短10日です。入金までの時間がかかるのは、未入金が発生してから発注書や取引先元帳などの審査を行うためです
一方、ラボルの入金スピードは、申し込みから現金化まで最短60分です。ラボルはAIを審査に導入しており、入金スピードが速いことが分かります。
両者を比較すると、買取型と保証型の違いはありますが、ラボルの入金スピードは、業界でも最短に近いことが分かります。入金スピードの速いファクタリング業者を選びたい方は、ラボルがおすすめです。
4、URIHO(ウリホ)とラボルを対象者で比較!
対象者については、資金調達プロ・ラボルともに、個人事業主でも法人でも対応が可能です。
なお、ラボルは元々は個人事業主のみを対象としたファクタリング業者でしたが、ファクタリング需要の増加に伴い、2022年3月から法人もサービス対象となりました。
対象者については、両者互角と言ってよいでしょう。
5、URIHO(ウリホ)とラボルを買取金額・保証金額で比較!
URIHO(ウリホ)の1取引先あたり保証額は、Aプランは1~50万円、Bプランは1~500万円、Cプランは制限がありません。また、合計保証額は、Aプランは合計1,000万円まで、Bプランは合計3,000万円まで、Cプランは合計7,000万円までです。なお、希望の保証額が合計1億円を超える場合は、別途見積りを行うこととなります。
一方、ラボルの買取金額は、最低額が1万円からで、最高額は公開されていません。どうやら少額の買取に特化しているようです。
両者を比較すると、ラボルは、少額の買取に特化し、買取金額についての幅が狭いのが分かります。少額の買取以外の方は、URIHO(ウリホ)をおすすめします。
【URIHO(ウリホ)とラボル】比較まとめ
URIHO(ウリホ)とラボルの比較をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
いずれも人気のファクタリング業者ではありますが、売掛金を買い取ってもらうのではなく回収できなくなった売掛金を保証してもらえるという保証型ファクタリングがいい方や、1ヵ月以上の支払い遅延も保証の対象であることから支払い遅延が心配な方はURIHO(ウリホ)がおすすめであったり、独自の「与信タスク」制度を設けているためアンケートに回答することが苦にならない方や、支払いまでの期間が150日以内であればOKなため150日後に回収する予定の売掛金を現金化したい方はラボルがおすすめであったりと、両者の違いが明確になったのではないかと思います。
ファクタリングは合法的な資金調達手段で、中小企業庁も資金調達の一つの手段として正当なものであるという見解を出しています。また、売掛金の支払が不能等の場合に填補してくれる保証型ファクタリングというものもあります。
URIHO(ウリホ)とラボルの比較を通じて、いずれか一方が気になったという方は、ぜひ連絡を取ってみてください。